「新版 海のいる風景――重症心身障害のある子どもの親であるということ」刊行のお知らせ

【10月2日追記】
アマゾンからも買えるようになりました。よろしくお願いいたします。
(とりあえず在庫切れみたいですが、すぐ補充あると思いますので)



【9月19日追記】
生活書院HPのトップページに登場しました ↓
http://www.seikatsushoin.com/

とてもきれいな本にできあがってきました。

書店には28日ごろから、とのことです。
よろしくお願いいたします。


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今からちょうど10年前に書いた
「海のいる風景 障害のある子と親の座標」という本があります。

この春に絶版が決まったものですが、
「アシュリー事件」の版元の生活書院さんから
このたび新版として復刊してもらえることになりました。

副題も
「重症心身障害のある子どもの親であるということ」と改題しました。

新たに、
この10年間の出来事について
「十年の後――新版刊行によせて」
「ケアラー連盟(現・日本ケアラー連盟)設立1周年記念フォーラムにて」
の2つを書き加えています。

また、既にゲラ段階になってから、
とんでもない出来事が起こってしまったために、

「新版のためのあとがき」も「あとがき」というよりも、
ほとんど追加の小さな1章のようなものになりました。


生活書院のHPの「近刊案内」に書いていただいた案内文はこちら ↓

 ある日突然に、なんの予備知識も心構えもなくそういう親となり、困惑や自責や不安や傷つきを抱えてオタオタとさまよいながら、「重い障害のある子どもの親である」ということと少しずつ向き合い、それをわが身に引き受けていく過程と、その中でのヒリヒリと痛い葛藤や危ういクライシス――自身の離職、娘を施設に入れる決断、その施設で上層部を相手に一人で挑んだバトル――を描き切った珠玉の一冊。
 誰よりも優秀な娘の代弁者だと信じ疑うことがなかった一方、施設に入れていることの罪悪感を未だに引きずってきた著者が、アシュリー事件と出会うことによって突きつけられた「子の権利と親の権利の相克」を、自分の中の痛みのありかと向き合いながら真摯に論じた「十年の後――新版刊行によせて」を冒頭に加えた、待望の新版刊行。




9月中旬に刊行になります。

よかったら読んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。