英国Falconer委員会「自殺幇助合法化せよ」提言へ

新年あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

とはいえ、新年早々、なんとも気分の悪いニュースです。
去年はカナダの王立協会から同様の提言が出たばかり。

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英国上院の前議長Falconer議員といえば、
09年に改正法案を提出するなど、もともと合法化論者として有名な方。

そのFalconer議員が委員長となり
こちらも合法化運動の広告塔、作家のTerry Pratchettの資金提供で
去年立ち上げられたのがthe Commission on Assisted Dying。



上記エントリーにも書いている通り、
当初から合法化支持に立場の委員に偏っているとの指摘がありましたが、

予想通り、対象者を限定しセーフガードを十分に用意した上で
自殺幇助を合法化するよう法改正を求める報告書を今週中に出てくる模様。

この情報を受け、
哲学者のMary Warnockが
一番悲惨なのは自殺に失敗することだから、
ノウハウを知っている医師や看護師が自殺幇助するのが望ましいといった趣旨の
論考をObseverに寄せているらしい。

ざっとした検索ではヒットしなかったし、
さして読みたい気分でもないので、このエントリーではパス

法務大臣のスポークスマンは
自殺幇助合法化問題は政府ではなく議会で議論すべきこと、とコメント。




Falconer委員会報告に先んじて前警察署長が自殺幇助に関する法の明確化を呼び掛けていた。
http://news2.onlinenigeria.com/world/uk/131384-law-on-assisted-suicide-confusing-and-unsafe-says-former-met-chief-blair.html