2011年7月21日の補遺

日弁連シンポ「成年後見制度と医療同意 ~医療同意能力を喪失した人に医療を保障するために~」30日。:シアトルこども病院の生命倫理センターが、全く別方向のシンポを開く時だけに。
http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2011/110730_2.html



国保健省から、今年2月に「Reaching Out to Carers Innovation Fund 介護者に手を差し伸べるイノベーション資金」なる制度が出ていた。これが、連立政権が約束していた、ムチでぶったたく前のちっこいアメダマ介護者支援策のこと? いや、でも、あれはレスパイトだったような? 
http://www.dh.gov.uk/en/SocialCare/Carers/DH_124163

英国の地方自治体 Bath & North East Somerset が Every Disabled Child Matters Charter(障害のある子どもも一人一人みんな大切・憲章)に署名。:たしか、英国政府の施策で Every Child Matters というのがあったんで、それを障害児に特化したものでは?
http://www.thisisbath.co.uk/Council-signs-Disabled-Child-Matters-Charter/story-12973680-detail/story.html

英国がNHSサービスの一部を民間企業に、競争原理で。そのサービスの一つは「小児への車いすサービス」というんだけど、もしかして、それって日本にはないサービスのこと?
http://www.guardian.co.uk/society/2011/jul/19/nhs-services-open-to-competition?CMP=EMCGT_200711&


ゲイツ財団、途上国の水なしトイレ革新に4200億ドル。:このニュース、やたらあちこちに出ているのは、やっぱり次のトレンドを読もうとする市場関係者の興味関心事項だから? そういえばビル・ゲイツって、ソマリアは無政府状態でも子どものワクチン接種率は高いんだと胸を張っていたけど、ソマリアの子どもたちが飢えていることには興味ないのかしら。
http://www.taiwannews.com.tw/etn/news_content.php?id=1658898
http://www.latimes.com/health/boostershots/la-bill-melinda-gates-foundation-toilet-20110720,0,6498243.story

昨日の朝日新聞のオピニオンで、国際政治学者の坂本義和さんへのインタビュー記事があり、以下の数行に目が釘付けになった。
「国家はなくなるわけではありませんが、経済や金融、科学技術、情報が非可逆的にグローバル化する時代には、国境の意味は低下し、国家は脱力化して来ています。市場も、格差や抑圧の構造を生み出し、グローバルな不平等や不公正を解決できていません。国家や市場では対処できない世界になっている」「グローバル強欲ひとでなし金融(慈善)資本主義」と当ブログが称している世界の現状って、要するに、そういうことですよね。で、国家や市場では対処できないから、といって、まるで世界政府の大臣をいくつも兼務しているかのようにしゃしゃり出てきているのが、その経済や金融、科学技術、情報を一手に握っているお人であったりもする……と……。


背の高い女性は癌になりやすいんだとか。10センチにつき、16%アップするって。:まー、研究者の方々というのは、ほんとーに、いろんなAとBの相関関係の組み合わせをあれこれと研究されるんですねー。
http://www.taiwannews.com.tw/etn/news_content.php?id=1658898