2010年6月20日の補遺

FEN会長のJerry Dincinが DeMoines Reginster紙のコラムで、認知症やALS、パーキンソン病など医学で治すことのできない terrible deseases で、毎日全介助状態で人に依存して生きている人たちが死にたいという気持ちを尊重して自殺幇助を合法化せよ、と。
http://www.desmoinesregister.com/apps/pbcs.dll/article?AID=20106120309

これまでにも終末期の患者や高齢患者の殺害容疑で捜査対象になってきたDr. Howard Martinが、苦痛の激しいターミナルな患者に、本人の同意なしにモルヒネを投与して意図的に死期を早めた、と新たに告白。捜査が始まるか?:消極的安楽死と積極的安楽死とを混同して議論してはいけないと思うし、消極的安楽死でも同意がなければ、それは安楽死ではなく殺人ではないのか、と思うのだけど。
http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/law-and-order/7839012/Dr-Howard-Martin-Admission-of-hastening-death-could-lead-to-further-investigation.html

上記Martin医師の告白に、自殺幇助合法化寄りのBBCが早速飛びついている。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk/10358074.stm

NY Timesに、重症重複障害児・者の教育がいかにお金がかかり、いかに現場教師の負担になっているか、そのわりに彼らに学力をつけることがいかに困難であるかについて、非常に長文の記事。最初のページしか読んでいないけど、非常に気がかりなトーン。プリントアウトしたので、なるべく読むつもり。
http://www.nytimes.com/2010/06/20/education/20donovan.html?th&emc=th

サブ・サハラ地域でのエイズ感染の広がりで、介護者のいない独居のエイズ患者が増えて死亡者増加の要因の1つとなっている。:でも、介護の分野にはお金を出そうという人があまり出てこない? そういえば、この前、ゲイツ財団が途上国のワクチンに投入している資金を、きれいな水が行き渡るためのインフラ整備と学校建設に当てたら、どうなんだ、と、どこかで書いている人がいたっけ。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/192188.php

グローバル・ヘルスへの善意の資金提供は、ここ数年の経済不況にも関わらず総額が増加して、2007年の220億ドルと1990年の4倍にも膨れ上がったし、今年も290億ドルが見込まれているが、この先は減少傾向となり、2013年には、どっと落ち込むだろうと、IHMEのMurray医師。
http://seattletimes.nwsource.com/html/thebusinessofgiving/2012150395_by_sandi_doughton_funding_for.html

父親が子育てに参加している家庭では子どもの死亡率が低い、という研究結果。:死亡率だけじゃなくて、その先の成績にも影響するという部分は、なんでくっついてくるんだろう? そういうのがくっついてこないと、インセンティブにならないのかな。そういえば今日は父の日だった。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/192170.php

無煙タバコって、例の電子タバコのことじゃないかと思うのだけど、DNAとか主要エンザイムとか、なにしろ、ものすごく体に悪いらしい。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/192059.php