2009年12月16日の補遺

英国議会に在宅個別ケア法案が提出されている。670万ポンドの予算で、40万人の在宅ケアを賄う、というもの。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/174118.php

英国の、1日につき上限75ポンドの介護者手当ては、果たして妥当なのか、という議論。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/174003.php

14日の補遺でも拾ったけど、米国の医療保険改革に介護保険を含めると、コスト的に保険制度が維持可能かどうか、という懸念が上院で出ている。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/174003.php

どこの国も医療費コストを削減することばかり考えているけど、医療費コストはビジネスを刺激する投資となる、もうちょっと楽観視してもいいかも……との新たな調査結果。:エビデンスごまかしても薬漬けにして商売繁盛とか、ビジネスモデルでもって保健医療施策を全面的に再構成……とかいうのでなければ、ね。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/174077.php

米国の研究で、子どもたちに脳卒中の症状について教えておくと、親が脳卒中を起こした時に子どもによる素早い通報が可能で、それだけ成人の障害を防げる、と。:しかし、子どもにそこまで背負わせていいのだろうか。子どもが無用の不安を抱えるのではないのだろうか。それでなくても若年介護者たちが年齢相応の子どもらしい生活を奪われている問題には対応が遅れているというのに。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/174028.php

何年か前に竹中ナミさんが華々しく登場した際にメディアがいっせいに取り上げて騒いだ障害者の「チャレンジド」呼称に、当初から、その「苦難にも関わらず」的トーンに抵抗が強かったのだけど、このたび、某MLで教えてもらった貴重な情報。米国の障害者運動の中では「使うべきでない」とされているとのこと。
http://www.raggededgemagazine.com/mediacircus/styleguide.htm
http://www.disabledandproud.com/selfdefinition.htm
http://www.miusa.org/ncde/tipsheets/respect/


新興科学は人間のDNAを自由に操作することを目指す……。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/12/14/AR2009121402894.html

子どもと妊婦が触れる製品にBPAを使用することを禁じる法案the BPA-Free Kids Act、米国上院に。:まだ今からなんだとは知りませんでした。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/173973.php

食欲をコントロールするホルモンが高いと、アルツハイマーのリスクが下がる。:こういうのから直線的にアルツハイマー病予防薬というのが発想されるのかな……。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8414989.stm

更年期後に抗ウツ剤を飲んでいる女性は脳卒中のリスクが高くなる。:この年齢の女性で飲んでいる人、多いような気がする。そういう人が飲まなかったら、でも、それはそれで他のリスクが高くなるようでもあり。抗ウツ剤を飲んでいなくてもウツになれば動きが少なくなるから、年齢的にはそれだけでも脳卒中のリスクは上がるようでもあり。あ、もしかして解決策は、血液をさらさらにする薬とかサプリでも抗ウツ剤と併用するとか? 昨日、高齢期に差し掛かった友人は、検査で動脈硬化を指摘されて「今日から毎日納豆を食べる」と言っていた。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8408783.stm