2009年12月8日の補遺

日本語情報。日本ALS協会副会長・橋本操さんのインタビュー記事(中日新聞・2009年11月27日夕刊)「死の尊厳」よりも、まず生きること。生きたいのに呼吸器をつけないことを選択させられて死んでいくしかない人がいる、という事実。特に女性が……というところが、ものすごく痛い。前に多田富雄さんと柳澤桂子さんの「いのちへの対話 - 露の身ながら」という対談を読んだ時にも、柳澤さんの方は女が介護を受ける身になった時の申し訳なさや肩身の狭さ、辛さをしきりに訴えているのだけど、その言葉が、奥さんの介護を当たり前と受け取っている多田さんには、まったく響いていっていないことが、とても痛々しかったのを思い出した。
http://www.arsvi.com/2000/091127hm.htm

不況とそれによる地方自治体の事業カットにより、米国で地方在住の高齢者が困窮している。
http://www.nytimes.com/2009/12/10/us/10rural.html?_r=1&th&emc=th

蔓延する薬物のトラフィッキングがアフリカを犯罪のハブにしている。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/8402820.stm

アムネスティからナイジェリアの警察が恣意的に殺人を犯している、と。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/8403336.stm

女性アスリートにテストステロンを与えると、よりフェアで友好的な姿勢で試合に臨むようになるんだそうな。ただし、自分がテストステロンを打たれたと気づいていない場合のみ。偽薬じゃなくて男性ホルモンのほうを打たれたと知っている場合には、欲深くて自分勝手なプレイをするようになる。実験は女性でのみ行われたけど、男性でも同じ結果が出るだろう、と。つまりホルモンよりも意識によって変化が起こっているというのが結論らしい。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8400172.stm

タミフルの豚インフルに対する有効性の治験で、製薬会社がエビデンスを隠蔽していた疑い? BMJに。
http://www.guardian.co.uk/world/2009/dec/08/tamiflu-swine-flu-roche

中絶するために英国まで行かなければならなかった女性3人が、ヨーロッパ人権裁判所に対してアイルランドの中絶を禁じる法律の違法性を訴えた。
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2009/dec/09/ireland-abortion-ban-european-challenge

早産の兆候があった時に、あるタンパク質を検査することで、本当に早産になるのかどうかを見分けることのできることがわかった。:早産撲滅はゲイツ財団とシアトル子ども病院のキャンペーン課題。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8399087.stm

Guardianから「これは必見」100のウェブサイト。
http://www.guardian.co.uk/technology/2009/dec/09/best-websites-internet