2009年8月18日の補遺

米兵が精神疾患を発症するケースが相次いでいることから、米兵全員にメンタル・ストレス・トレーニングを行うことに。
http://www.nytimes.com/2009/08/18/health/18psych.html?_r=1&th&emc=th

これさえ飲めば体がダイエットしているつもりになってくれる薬の治験が始まる。科学とテクノの業界では、ここ数年、遺伝子を1ついじって、カロリー制限をするだけで糖尿病や心臓病が防げるだけでなく寿命が延ばせるとの発見で盛り上がっているらしいのだけれど、カロリー制限を続けることはなかなか難しいという難問に、登場したのが resveratrol。すでに米国ではダイエット・サプリの業界が根拠もない説を流してネットで繁盛しているらしい。FDAは老化そのものを病気とは捉えていないため、治験は糖尿病の治療として行われるのだそうな。少なくとも表向きはね。
http://www.nytimes.com/2009/08/18/science/18aging.html?th&emc=th

で、その resveratrolをネットで買うにあたっては、ガセの効能書きに気をつけてね、という話がこちら。
http://www.nytimes.com/2009/08/18/science/18ageside.html?ref=science


世界癌研究基金というチャリティが、英国の親に対して子どもの弁当にハムなどの加工肉を入れないように提言。子どものうちからハムの味を覚えさせないように、と。:加工肉が体によくないという話はかなり前から目に付いていたけど、それは大量に食べ続けたら、という話なのに、どうしてこういう極端なことになるんだろう。世の中上げて、科学的知見というヤツに振り回されすぎと違う?
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8202188.stm

医師の94%が製薬会社や医療機器会社となんらかの関係を持っていて、製薬会社が直接医師向けに行うマーケティングに使う金額が毎年200億ドルに上るというのでは、患者としては自分の主治医の処方がそうした関係に影響されていないか気になるところ。患者との信頼関係を維持するためにも、透明性を、という記事。:前半に、「最近よく医師と製薬会社の関係が話題になっていますが、そういうこと、あるんです?」という聞き方なら患者だって自分で聞けるだろう、という下りがあって、いや、それは冗談にしても無理でしょう……と思った。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/17/AR2009081702090.html