「英国看護師の3分の2が自殺幇助合法化に賛成」とはいうけれど

英国の看護学会(the Royal College of Nursing)が
108人のプライマリーケアの看護師を対象に行った調査で

64%がターミナルな状態の患者が死を望んだ場合、
その患者に慢性的な痛みがあれば臨床家は自殺幇助を認められるべきだ、と答えた。

しかし、合法化された場合に自分はターミナルな患者の自殺幇助を行うかという問いに
Yesと答えたのは46%だった。

一方、早期の妊娠中絶(EMAs)の合法化には
反対の人が54%。

合法化されても自分はやらないという人が62%。

51%はEMAsがGPやポリクリニックでできるようになることに反対。
EMAsを行う診療所やポリクリニックでは働かないという人が37%。



このギャップをどう解釈したらいいのか、よくわからない……。

「看護師の3分の2が自殺幇助に賛成」として
あちこちのブログで衝撃が走ったり、話題にもなっているようなのだけど、

英国看護学会が実施したにしては
調査対象がたった108人というのも、なんか、よく分からない。


ちなみに4000人対象の調査で
医師の3分の2は自殺幇助の合法化に反対だった。詳細は以下のエントリに。