知的障害ある”不細工なオバサン歌姫”が世界中にセンセーション
昨日(一昨日だったか?)、英米のどの新聞の電子版を開いても、そこには不細工なオバサンの顔があった。
何があったのか分からないまま、あまり魅力を感じる絵ではなかったので、素通りした。
(正直言うと、この時には女装した男性コメディアンだとばかり……)
何があったのか分からないまま、あまり魅力を感じる絵ではなかったので、素通りした。
(正直言うと、この時には女装した男性コメディアンだとばかり……)
今日のニュースにも登場しているなと思ったら、
この不細工なオバサンが英国のオーディション番組での活躍で
世界中にセンセーションを巻き起こしているのだという。
この不細工なオバサンが英国のオーディション番組での活躍で
世界中にセンセーションを巻き起こしているのだという。
いや~、ぶっとびましたぁ。
英語はほとんど関係ないので、ぜひ見てみてください。
本当に見事なすばらしい歌声。
露骨にバカにしていた審査員と聴衆の態度がコロッと変わるところが、実に見ものです。
露骨にバカにしていた審査員と聴衆の態度がコロッと変わるところが、実に見ものです。
世の中には不細工なオバサン差別というのが歴然とある。
きれいなオバサンがやったら許されることでも、
不細工なオバサンがやろうとすると、それだけで露骨にバカにされ、否定される。
不細工なオバサンがやろうとすると、それだけで露骨にバカにされ、否定される。
世の中の男と若い連中は、不細工なオバサンはすべからくバカだと思っているし、
不細工なオバサンには何の能もないものだと固く信じて疑わない。
不細工なオバサンには何の能もないものだと固く信じて疑わない。
そんな不細工なオバサンの一人として、私も
この審査員や聴衆のような態度・反応を日常的に体験しては、不愉快な思いをしている。
この審査員や聴衆のような態度・反応を日常的に体験しては、不愉快な思いをしている。
だから、この人の起こしたセンセーションには、
胸がすうっと透いた。
胸がすうっと透いた。
感動して、ジンときた。
このオバサン、スコットランドの Susan Boyle さん。47歳。独身。無職。
教会のボランティアをしながら2年前に亡くなるまで母親をずっと介護していた。
今までキスされたこともない。(ご丁寧にもわざわざ処女だと書いた新聞も。)
教会のボランティアをしながら2年前に亡くなるまで母親をずっと介護していた。
今までキスされたこともない。(ご丁寧にもわざわざ処女だと書いた新聞も。)
出生時の無酸素脳症で軽い知的障害があるそうだ。
本人は障害があることを恥じていないし、
むしろ、もっと触れてほしいと言っているのだけど、
読んでみた5本の中では以下の記事しか障害については書いていない。
むしろ、もっと触れてほしいと言っているのだけど、
読んでみた5本の中では以下の記事しか障害については書いていない。
ちなみに審査員のうち2人は
「醜いのはあなたではなく我々の態度の方だった」と謝罪しているとか。
「醜いのはあなたではなく我々の態度の方だった」と謝罪しているとか。
こんな素晴らしい驚きの瞬間を世界中にプレゼントしてくれた Boyle さんに 惜しみない拍手を。
メディアの皆さん、どうか、この人を面白がってオモチャにしないように。