Biederman医師、製薬業界資金の研究から身を引くことに

ハーバード大の世界的児童精神科医 Biederman医師の
製薬会社との癒着スキャンダルについて、
当ブログで大まかに追いかけてきたところですが、

所属のMassachusetts General病院とB医師の合意として
病院側の調査が完了するまで
現在進行中の臨調実験を含めて
製薬業界の資金による研究からは
B医師は当面、身を引くことが決まったとのこと。

ただし、実験は続行。
B医師も連邦政府の資金による研究には関与を続ける、とのこと。

また、顧問など、
製薬業界の資金に繋がる病院外の活動の一切を自粛するとのこと。







上記WSJの記事へのコメントには
「疑惑が明るみに出たのは6月だというのに
いままで大学も病院も処分もせずにきたこと自体がおかしいのではないか」
「一般企業ならとっくにクビになっているのではないか」など
相当手厳しいものが見受けられますが、
中で目に付いたのが
同じく児童精神科医のDr.Levinの性的虐待被害の訴えが
患者から相次いでいたことにも長年目をつぶっていたなど
権威に弱いHarvard大学の隠蔽体質を指摘するコメント。

Dr. Levinの患者への性的虐待疑惑について
以下のエントリーを書いた際に、
私も医学会に対して同じ感想を抱いたので。