ゲイツ財団の資金で開発期待されるマラリア・ワクチン
昨日のエントリーで
子どものワクチン接種率を上げるための
開発途上国へのインセンティブ支払いにおける不正に関する調査結果について紹介し、
当ブログが兼ねて注目してきたワシントン大学のIHMEは
ゲイツ財団の保健医療関連資金の取り締まり機関なのかと
疑問を呈したところですが、
子どものワクチン接種率を上げるための
開発途上国へのインセンティブ支払いにおける不正に関する調査結果について紹介し、
当ブログが兼ねて注目してきたワシントン大学のIHMEは
ゲイツ財団の保健医療関連資金の取り締まり機関なのかと
疑問を呈したところですが、
The New England Journal of Medicineに発表された研究によると、
現在有望視されているワクチンは乳幼児の病気を半分に減らしただけでなく
アフリカで既にルーティーンで行われている子ども向けワクチンと
一緒に使っても安全だったとの結果が出ており、
現在有望視されているワクチンは乳幼児の病気を半分に減らしただけでなく
アフリカで既にルーティーンで行われている子ども向けワクチンと
一緒に使っても安全だったとの結果が出ており、
Glaxo社はもともと軍の職員や旅行者向けのワクチン開発に資金投入しており、
子ども向けのワクチンには財政リスクの点で乗り気ではなかったのだけれど、
そこにゲイツ財団が資金援助を申し出たことから同社も投資することになったという経緯についても触れ、
社説は次のように書いています。
子ども向けのワクチンには財政リスクの点で乗り気ではなかったのだけれど、
そこにゲイツ財団が資金援助を申し出たことから同社も投資することになったという経緯についても触れ、
社説は次のように書いています。
このワクチン候補の開発がここまできたことそのものが
慈善貢献が企業利益を生み出し維持する力への大きな賛辞である。
慈善貢献が企業利益を生み出し維持する力への大きな賛辞である。
認可申請は2011年に予定されているとのこと。
社内の臨床実験段階で擬似薬の8倍もの自殺企図が起こっていたにもかかわらず
データを隠蔽・改ざんしてFDAの認可を受け、
十分な副作用への警告なしに販売したことから
多くの自殺者、未遂者を出し、現在裁判が行われています。
データを隠蔽・改ざんしてFDAの認可を受け、
十分な副作用への警告なしに販売したことから
多くの自殺者、未遂者を出し、現在裁判が行われています。
ちらっと頭をよぎったのですが、
アフリカで臨床実験して子どもたちに副作用被害が出ても
米国の被害者のように裁判なんか起こせないだろうな……。
アフリカで臨床実験して子どもたちに副作用被害が出ても
米国の被害者のように裁判なんか起こせないだろうな……。
【ゲイツ財団とマラリア撲滅関連エントリー】
ゲイツ財団、英政府と並びマラリラ撲滅に資金提供(2008/9/30)
副作用分かっているのに抗マラリア薬で自殺や障害?(2008/10/14)
マラリア撲滅も新興テクノロジーによる合成薬で(2008/11/21)
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