ゲイツ財団、英政府と並びマラリア撲滅に資金提供

9月25日、NYの国連本部で開かれたサミットにおいて
マラリア撲滅に世界中から30億ドルの資金が確約されました。

国連は2015年までに世界の貧困を削減するという目標
the Millennium Development Goalsを策定しているものの
達成は無理だとの批判を浴びており、
それをかわすために特にマラリア撲滅に打って出たとの見方も。

30億ドルの内訳は、
世界銀行から11億ドル
Global Fund to Fight Aids, Tuberculosis and Malaria から16億ドルで、
残りは英政府と、Gates財団を始めとする慈善事業家から提供されます。

サミットでBrown英国首相と並んで登壇したGates氏は
Gates財団が次世代のマラリア・ワクチンを研究するMalaria Vaccine Initiativeに対して
1億6800万ドルを提供することを明言し
会場から大きな拍手を浴びました。
(上記記事にビデオ)

「我々に必要なのはイノベーション、新たな医薬品、そして
我々が必要とする最もドラマチックなものはワクチン」とGates氏。

「最もドラマチック」という表現には、
改めて氏のワクチンに対する思い入れの強さを感じさせられます。

それにしても、
Gates財団のこの存在感――。

一国の政府なみ。