チンパンジーに法的権利認める(スペイン)
法的強制力を持つものではありませんが、
サルに動物園での飼育は認めるものの
サーカスやその他の芸をやらせてはならないという決議が
スペインの議会で行われた、とのこと。
サルに動物園での飼育は認めるものの
サーカスやその他の芸をやらせてはならないという決議が
スペインの議会で行われた、とのこと。
What’s next in the Law? The Unalienable Rights of Chimps
By Adam Cohen
The New York Times (Editorial Observer), July 14, 2008
By Adam Cohen
The New York Times (Editorial Observer), July 14, 2008
この社説によると、
チンパンジーは人権が認められるべき人格であるとする活動家らの根拠は
チンパンジーのDNAの98%は人間と同じで、
類人猿は複雑なコミュニケーション技術をもち細やかな情で繋がっている、
寂しさや悲しさも経験するのだから、
一定の尊重に値する、というもの。
チンパンジーは人権が認められるべき人格であるとする活動家らの根拠は
チンパンジーのDNAの98%は人間と同じで、
類人猿は複雑なコミュニケーション技術をもち細やかな情で繋がっている、
寂しさや悲しさも経験するのだから、
一定の尊重に値する、というもの。
そして、
「不可逆的な植物状態に陥った人に権利があり、
法人格にすら言論の自由と平等な保護、訴えたり訴えられる権利が認められているのだから
チンパンジーを人格と呼ぶことはそれほどぶっ飛んだことでもあるまい」
「不可逆的な植物状態に陥った人に権利があり、
法人格にすら言論の自由と平等な保護、訴えたり訴えられる権利が認められているのだから
チンパンジーを人格と呼ぶことはそれほどぶっ飛んだことでもあるまい」
「類人猿に敬意を表することは
同時に人間の格を上げるのではないだろうか」
同時に人間の格を上げるのではないだろうか」
……というのが、この社説の主張のようですが、
障害のために言葉を失い、意思や感情を訴える術を失っただけかもしれない人には
人格を認めないばかりか「どうせ治らないのだから」といって
餓死させるようなことが行われている一方で、
そんなことを言われても……。
人格を認めないばかりか「どうせ治らないのだから」といって
餓死させるようなことが行われている一方で、
そんなことを言われても……。
オーストリアのケースに関する記事の一部を以下に。
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また彼らはsentience という言葉も多用しています。
感覚の有無で生命の種類に線引きを行い、
感覚のある生物をsentience と称しているのですが
分類の詳細についてはそれぞれのTHニストで違っていたりもするようです。
感覚の有無で生命の種類に線引きを行い、
感覚のある生物をsentience と称しているのですが
分類の詳細についてはそれぞれのTHニストで違っていたりもするようです。
① “完全な市民権”を与えられるのは
「理性ある成熟した人格」という意識状態にある大人の人間と
認知能力がそれに匹敵するもの。
「理性ある成熟した人格」という意識状態にある大人の人間と
認知能力がそれに匹敵するもの。
③ “感覚のある財産”というステイタスになるのは
胎児、植物状態の人間、ほとんどの動物。
胎児、植物状態の人間、ほとんどの動物。
Hughesはこの意識状態をsentience(快と痛を感じる)と呼び、
苦痛を与えられない権利のみを付与します。つまり、
子どもと精神障害者は大型類人猿と同じ意識状態の範疇に入れられているわけですが
THニストは障害者を云々する割りに、その現実・実態に全く無知なので、
ここでいう「精神障害者」には「知的障害者」を含めている可能性があります。
子どもと精神障害者は大型類人猿と同じ意識状態の範疇に入れられているわけですが
THニストは障害者を云々する割りに、その現実・実態に全く無知なので、
ここでいう「精神障害者」には「知的障害者」を含めている可能性があります。
詳細は以下のエントリーに
サイボーグ社会の「市民権」(2007年11月23日)