アシュリー論争にも出てた「ステロイドの専門家」 Norman Fost 1
前々回のエントリー「選手がステロイド使って何が悪い」とHughesで、
アシュリーの両親を強く擁護したJames Hughesが
スポーツ選手のステロイド使用問題でも能弁を振るっていることを紹介しました。
アシュリーの両親を強く擁護したJames Hughesが
スポーツ選手のステロイド使用問題でも能弁を振るっていることを紹介しました。
Norman Fost。
・ステロイドが心臓病や脳卒中を起こすという説には科学的裏づけがなく誇張されている。 ・タバコやアルコールの方がよほど危険なのに、 そちらは放置しておいてステロイドだけ危険性をあげつらうのは偽善でありヒステリー。 ・ファンはもともと選手が命がけで挑むのを見たいのであって、 名声と富のために障害を負う大きなリスクを背負うことそのものがスポーツの醍醐味。 スポーツで怪我をしたり死ぬ確率を考えたら、 ステロイドのリスクなどはるかに小さい。 ・何がフェアかという基準はもともと恣意的なもの。 ハイテクのトレーニング装置やハイテク・ウエアはよくて、 ステロイドはいけないという方がよほどアンフェア。 ヤンキーズが他球団の3倍の年俸を出している現状だってフェアじゃない。 ・自由化したら結局すべての選手が使わざるを得なくなるというが、 ステロイドの使用も競技そのものも誰も強制などしていないのだから、 イヤなら競技を辞めればいい。 ・子どもに良くないロール・モデルになる? タバコやアルコールの方がよほど悪い。 ホッケーやフットボールなんか、相手を攻撃して傷つけろと教えているようなものじゃないか。
Hughes、Bostrom、Fostがこんな屁理屈を並べてまで
強力にスポーツ選手のステロイド使用を擁護しているのは、
もしかしたらスポーツでの薬物使用への規制が強化されると、
次には薬物や新興テクノロジーを駆使した老化防止が規制のターゲットになることを
牽制しているのかもしれません。
強力にスポーツ選手のステロイド使用を擁護しているのは、
もしかしたらスポーツでの薬物使用への規制が強化されると、
次には薬物や新興テクノロジーを駆使した老化防止が規制のターゲットになることを
牽制しているのかもしれません。