2012年1月10日の補遺

もういい加減、拾いたくもなくなってほとんどスル―しているけど、相変わらず英国のPAS合法化論議わんさ。
http://www.nationalrighttolifenews.org/news/2012/01/one-sided-assisted-suicide-report-released-in-the-uk/
http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-lancashire-16473822

国保健相は近く介護と支援の白書を刊行予定。そのためのご意見募集(既に終了)などCaring for our future キャンペーンが進行していた。
http://caringforourfuture.dh.gov.uk/

去年6月の日本精神保健看護学会学術集会/市民公開講座「こころの病を持つ親と生活する子どもたち」。シンポジストの一人、三重大学の上田幸子さんが12日(木)の「おはよう日本」で精神障害のある親と生活する子どもへの支援について
http://www.oyakono-support.com/siminkoukaianke-to.pdf

複数の受精卵を一つに合体させたキメラ猿が3匹、米国で誕生。:「キメラ」というから人間との混成胚かと思ったら、下の日本語記事(ツイッターで拾わせていただいた)によると「異なる遺伝情報の細胞が混ざった生物がキメラ」なんだそうな。知識が乏しいので、「受精卵を合体させる」というのが一体どういうことなのか、さっぱり分からない。
http://www.guardian.co.uk/science/2012/jan/05/chimera-monkeys-combining-several-embryos?CMP=EMCNEWEML1355
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120106/scn12010620320001-n1.htm

最近ずっと米国の法医学の機能不全を追及しているProPublicaで、ゆさぶり症候群の科学的エビデンスが問題になっている。
http://www.propublica.org/article/a-far-cry-from-csi

NYT。子どもの肥満対策として増えている胃のバンディング手術に、医師らから成長期の子どもにはいかがなものか、との声。
Young, Obese and Drawn to Surgery: The push toward operations like Lap-Band surgery on the young has brought some resistance from doctors who say it is too drastic on patients whose bodies might still be developing.

英国で美容整形手術の過誤を巡る訴訟は半数が患者側の勝訴に。一般では30%。
http://www.guardian.co.uk/society/2012/jan/08/patients-sue-plastic-surgeons-faulty?CMP=EMCNEWEML1355

ニコチン・パッチが軽度の認知障害に効くって。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/240082.php

運動と学校の成績の間に相関があると、米国の小児科学会誌に。:前からずっと書いているけど、子どもの「学校の成績」と何かの相関を調べる医学研究が最近すごく増えて来ていて、どうして「学校の成績」がそれほど後生大事なのか分からない。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/239914.php

ヨガが身体を痛める可能性について。:ヨガって、基本的には自分の身体の声を素直に聞くことができるようになる術の一つだろうと思うだけど、決まったメニューをこなすエクササイズのような硬直的な捉え方でやるからそうなるんじゃないのかなぁ。読んでいないから決めつけられないけど。
How Yoga Can Wreck Your Body: Popped ribs, brain injuries, blinding pain. Are the healing rewards worth the risks?


日本。ヒロインは全員障がい者。海外有志による同人美少女ゲーム『かたわ少女』がついに完成:ものすごく不快。
http://www.kotaku.jp/2012/01/katawa_shoujo_released.html

魔術を使っていると言って、姉とその恋人から殴るけるの暴行を受けた挙句に溺死させられた15歳の少年。英国。:世の中がだんだんともっと「虐待的な親のような場所」になっていくと、こういう事件は増えていくような嫌な予感がある。
http://www.guardian.co.uk/uk/2012/jan/05/boy-tortured-drowned-sorcery-claims?CMP=EMCNEWEML1355


【「虐待的な親のような場所」になっていく世界について書いたエントリー】
「現代思想2月号 特集 「うつ病新論」を読む 1:社会の病理と精神医療の変容(2011/2/23)
グローバル化が進む“代理母ツーリズム”(2011/1/29)