2010年9月30日の補遺

07年論争時のAP通信記事(「この問題を議論しよう。親のブログを読もう」と書かれているもの)のコピペがどこかのサイトにアップされる……というAshley事件の怪現象ふたたび。今度は薬物中毒リハビリ施設のサイトというから驚く。この現象が起こるサイトは、なんとなく薬臭いところが多い。
http://www.drugrehabilitationspa.com/how-will-the-following-hender-the-normal-development-of-ashley

米国で数種類の麻酔薬が不足し、いくつかの州で死刑の延期という事態まで招いている。バルビツール系の薬物。「一時的な不足はたまにあることだけど、ここまで深刻なのは初めて」。で、ORとWAで自殺幇助に使われているフェノバルビタールで代用しようかという話も出ている。:そういえば、米国に限らないけど、たまに、この人、どこで手に入れたの?というような致死薬で自殺する人のニュースがある。その毒物の入手経路が、また問題にならなかったりするのが私には前から不思議でならない。ベルギーでは、本人の明示的な要望なしに死なされている人が結構いるし……。なんだか、かなり不気味なニュース。(この項目は10月1日に大幅に訂正しました)
http://www.nytimes.com/2010/09/30/us/30drug.html?_r=1&th&emc=th

オーストラリアの介護者週間、10月の第3週(たぶん)。
http://www.dircsa.org.au/blog/carers-week-and-more/

著名な経済学者 George Magnusが英国で65歳以上を今後ケアしていく費用は英国GDPの3倍にも達すると試算し、多職種が垣根を越えて労働、介護、年金などの問題に包括的に協働して取り組む必要を説いた。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/202864.php


ES細胞研究への政府の助成を巡る裁判で、連邦上訴裁判所は判決が出るまでの間、とりあえずObama政権にES細胞研究への資金提供を認めた。良くやった、と拍手を送るNYT社説。原告の成人幹細胞研究者が、ES細胞研究にカネが回ると自分たちの研究助成が細ると考えること自体が愚かしいのだ、と。
http://www.nytimes.com/2010/09/30/opinion/30thu2.html?th&emc=th

人工ミルクの子育ては必要以上の量を与えられる赤ちゃんが食欲を肥大させて、将来の肥満につながっているという説。:でも、それなら、もっと前から肥満が増えていたはずのような気もするし……。文化圏による肥満度の違いとか、所得層による違いとかも。
http://www.guardian.co.uk/lifeandstyle/2010/sep/30/bottle-feeding-babies-adult-obesity?CMP=EMCGT_300910&

テキサスのHart Ford基地で、イラクアフガニスタンで従軍した兵士が1週間で4人も自殺。これで同基地の今年の兵士の自殺は14人になり、これまでの最多記録(08年)に並んだ。
http://www.nytimes.com/2010/09/30/us/30hood.html?th&emc=th